2011年12月6日火曜日

Analog2.0 電源の作成・・・その3

今の天気は雪、気温 -2 度。

電子工作の実験は危険がいっぱいだなぁ~と思った syncton です、こんばんは。

さて、前回はブレッドボードへの部品の配置と結線まで進みました。今日は結線の確認とテストです。
最初は目視で確認をしていたのですが「あれ? ここは確認したっけ?」・・・で途中で挫折。紙に印刷してチェックしようとも思いましたが、ちょっと面倒なので、GIMPと言うPhotoshopみたいなお絵かきソフトでやってみることにしました。背景レイヤーにチェックしたい画像を配置し、もう一つレイヤーを作って、そこに色を塗っていく感じです。これなら何度でもやり直しができて便利です。
手順は簡単で LTspice と PCBE の画面をキャプチャーして確認したところに色を塗っていくだけ。

まずは、PCBE で作ったレイアウトを LTspice の回路図と見比べながらチェック。

色を塗りながら確認しているところ

次にブレッドボードに実装した部品と結線が正しく出来ているかを確認。
ブレッドボードの線が2本漏れているのを発見できたよ~

これで、回路図、PCBE、ブレッドボードへの実装が同じであることが確認できたのでテスト開始。ACアダプター2個を接続しスイッチ・オン!
ヤッター! うまくいってる感じ・・・
今回は気合い入れてチェックしたので一発で・・・む? これって、うまくいってるのか?
実機では何を確認すれば良いのだろうか?
とりあえず、今回は電源回路なので電圧を測ってみるか。
テスターのマイナスをGNDに接続して・・・
+12V 部分: +11.98
-12V 部分: -12.04
お~、いいんじゃない。

じゃ~、これで測定してみよう。
シンセ作るのにオシロ必要だよね・・・ね?
先月購入した OWON PDS 5022S です。作ったシンセの波形を見たかったので奮発しました。オシロの使い方はまだ良くわかっていないのですが、ともかく使ってみないとね。

・・・で、次は何を確認すればいいのかな。「そうだ!負荷抵抗を繋いで測定してみよう」、確か前回計算した負荷抵抗は30Ω。手元にあったのが47Ωなのでこれを繋いでスイッチ・オン!
ぎゃ~! いきなり燃えたよ!
それも、負荷抵抗を間違って +12V と -12V のところに刺してしまったので最悪。モクモクと煙が・・・慌ててスイッチを切りました。
黒こげになった抵抗。
危なかった!
ちょっと気を静めてから、何が起こったのかを考えてみた。

  • 使用した抵抗は 47Ω で定格電力は 1/4W
  • 抵抗にかかった電圧は +12V , -12V 間 なので 24V

流れた電流は 24 ÷ 47 ≒ 0.51A(510mA)
電力は 24 X 0.51  12.24W
ゲゲッ! 燃えた抵抗には定格の50倍もの電力が消費されたって事か・・・
ポリスイッチも 0.5A じゃ動作しないしなぁ~

今日の教訓・・・「思いつきで回路を変更するな!!!」
・・・ですかね。
今度からはテストの項目、手順、方法も考えてからテストすることにしよう。
あと、「安全めがね」もしといた方がいいな。


そもそも電源のテストで任意の負荷を与えたい時はどうすればいいんだろう。
0.4Aも流せる抵抗なんて持ってないし・・・インターネットで調べると「角型セメント抵抗器30Ω(20W)」なんてのがあるな、でも10本で1,610円か・・・
なんか難しい宿題になりそうだ。


ところで、この回路で使用するダイオードは 1N4002 が指定されているんだけど、間違って 11EQS04G を買ってしまった。データシートを見たところ、耐圧、整流電流ともに定格内のようだが・・・
LTspice でテストしてみたところ  1N4002 が使われているところは、ほとんど電流は流れないように見えるので、全て 11EQS04G もで良いような気もするが・・・


なんか、始まったばかりなのに課題がいっぱいだよ~
では・・・

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