電源回路は部品点数が少ないので簡単だと思っていたら全然そうじゃなかった・・・と思った syncton です、こんばんは。
前回はユニバーサル基板で作ろうとしていましたが、部品の配置や結線を考えていなかったので、いきなりは無理だということがわかりました。
そこで、LTspiceとPCBEというソフトを使用して回路のシミュレートと部品の配置・結線を検討することにしました。
LTspiceは回路図を入力するとどのように動作するかをパソコン上で確認できるソフトです。
PCBEは本来プリント基板の版下を作成するソフトのようですが部品の配置を検討するのに便利だと思ったので使用してみました。
これからの進め方としては
- LTspiceで動作を確認
- PCBEに転記してブレッドボード用に部品の配置を検討
- ブレッドボードで実験
- 1~3を繰返して動くようにする
- 2で作成したPCBEデータを元にユニバーサル基板用に再配置
- ユニバーサル基板に実装
さっそく Analog 2.0 の電源回路を LTspice に入力してみました。
いくつかの部品は LTspice になかったので、適当な部品に差し替えました(根拠なし)。
1N4002 → 1N4148R999,R998 は負荷抵抗?として勝手に追加しました。
11EQS04G → 10MQ060N
7812 → LT1086-12
7912 → LT1086-12
負荷抵抗の値は ポリスイッチが 0.4A ということなので、電圧が 12V で 0.4A の電流を流したいので 30Ω としました。オームの法則の計算式は覚えたばかりなので、こういう使い方でよいのかは不明。
実際にシミュレートしてみると・・・
シミュレートした時の画面。右半分が結果のグラフ。こりゃ便利だ~ |
ラベル「+12V」のところの電圧が +11.9966V、
ラベル「-12V」のところの電圧が -13.1507V(ちょっと高いな・・・、そもそもこのICは負電源に使って良いのか?)
ポリスイッチは LTspice でどの部品かわからなかったので省略。
なのでポリスイッチに一番近い場所にある素子、D2とD7の電流を LTspice で測ってみた。
D2:416.351mA
D7:456.485mA
おー、だいたい良いんじゃない。
ところで秋月で購入したポリスイッチは「 0.4A(0.8Aで遮断)」って書いてあって、たぶん 0.8A で回路が切れるんだろうとは想像できるけど 0.4A って記述はどういう意味なんだろう。
「通常は 0.4A 以内で使いなさい!」って意味なんだろうか?
今度、インターネットで調べてみよう・・・
とりあえず動いたので次はブレッドボード用にPCBEに回路を転記。
PCBEには回路図どおりに部品を置き部品同士を結線します。次にブレッドボードで実装しやすいように部品の配置を変更します。試行錯誤の結果このようになりました。
これ作るのに結構時間がかかったよ~ |
ゆっくり試行錯誤しながら配置を検討できるので、とても気に入っています。できれば LTspice のデータをPCBEに取込めればうれしいのですけど・・・
PCBEの画面を見ながらブレッドボードに実装。
ジャーン、できたよ・・・ |
ふ~、それにしても結構時間が掛かるなぁ~、チェックとテストは次回だな。
では・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿