2011年11月26日土曜日

Roland SH-1 の修理に挑戦・・・その2

今の天気はくもり、気温 2 度。

某オークションに出てた「Roland System 100 Model-102 ジャンク?」が ¥87,000 !。うひゃ~、こんなにするんだ・・・と驚いている syncton です、こんにちは。

前回はキーボードの掃除(なんか余計にホコリをまき散らした)で終わったけど、キーボードのスイッチは故障していないみたい。ってことは・・・???
・・・で、考えてもわからないのでサービスマニュアルに回路図が載っていたのを思いだし、基板と見比べてみることに。
とりあえずは、電源基板から。


よく古い電解コンデンサは液漏れとかトラブルが多いらしいので電源基板を見てみる。
コンセントが刺さっていないことを確認しつつ電源基板(PSH-26/27/34)と回路図を見比べる。

コンデンサの状態を見ると・・・
ふくらんでいる様子はないけど・・・
足下にあるこの茶色いものはなんだ?・・・
しっかり固まっていてサラッとしている
この茶色いものは漏れ出した電解液なのだろうか?
それともコンデンサを固定するための接着剤なのか?
他の端子のところにも似たような茶色い跡があるけど・・・

注意:この記事は電子回路の知識のないものが書いています。商用電源を使用した回路をいじっています。決してまねしないでください。けがをしたり感電して命を落としても責任は取りません。

さて、電源の電圧でも測って見るか。
まずは、安全めがねとゴム手袋を装備。
syncton の防御力が2上がった・・・ってか
このホームセンターで買った安全めがねは、
めがねをかけたまま使用できるので結構気に入っています
電源のGNDにミノムシクリップを付けテスターへ接続し、シンセの電源をオン。
変な所を触らないように気を付けながら測定開始。(実はこの写真、コンセントを抜いて撮ったもの。測定しながら写真撮影なんてできません。怖いので・・・ ^^;)
+15Vの端子で電圧を測定。
あ~、こういう風に端子が付いているとわかりやすいし便利だな~

-15Vの端子で電圧を測定

電圧測定の結果

+15V端子:+15.11V
-15V端子:-14.91V
う~ん、電源はOKのような気がする。

次はCV/GATE回路を見てみようかな。

うひゃ~、なんだこれ。FET-コンデンサ-オペアンプが空中でくっついている。
なんで空中配線にしてるんだろう・・・
火星人と握手
もう一枚。

回路図を見ると空中配線は Q201,IC202,C203

うぉー!?・・・ここで大発見!
このデカいコンデンサ(C203)のGND側の足、半田が付いていない!
触ると線がスポスポ動きますよ。やった~ひょっとしてこれが原因か。


早速、半田付けにチャレンジですよ、はい。
わぁー、うまくいかねぇ~。けど、付いたみたい
よし!基板を元に戻して、テスト開始。
電源オン・・・「ビー」
ゲッ!治ってないじゃん。まぁ~、そんなに甘いもんじゃないか。

ここでちょっと冷静になって作業メモを見直してみると・・・
問題点は次の2点
1.音が止まらない
これは前回書いたとおり
2.ポルタメントがかからない or かかったままになってる
以前はポルタメント・ボリュームに関わらずキーオン時にはポルタメントがかからず、キーオフ時は常に一定の長さでポルタメントがかかっていた。
・・・で、今回テストしてみたところキーオン時のポルタメントが有効になりボリュームでポルタメントタイムも指定できるようになった。少し前進かな。
キーオオフ時はいままでどおり。

むむ~、どうしてCVとGATEが切れないのか・・・もはやこれまでか?
めげずに次回に続く・・・

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