2012年5月10日木曜日

コンデンサの容量計(Cメータ)の作成・・・その2(完了)

今の天気 曇り、気温 9度。
うちの桜もやっと八分咲きとなりました、synctonです、こんにちは。

前回はブレッドボードでCメーターのテストまで進みましたが、PSoCのクロックの精度が悪いので水晶発振子を使ってテストしてみました。
アプリケーション・ノート(AN2283)によると XTALin、XTALout 端子に使用できるのは 32.768kHz の物らしいのです。
水晶発振子は使った事がないので秋月で物色・・・

  • クリスタル(水晶発振子) 32.768kHz(4個入)
  • クリスタル用コンデンサ少々(10pF,15pF,22pF,33pF)
  • PSoC CY8C27443-24PXI
  • LCD(SC1602BS-B)
  • FT232RL USBシリアル変換モジュール

・・・などを発注。
FT232RL は今後マイコンのデバッグや MIDI で UART の実験に使いたかったの、ついでに購入。

・・・で商品到着までは100均で買ったストップウォッチを分解して水晶発掘へ。


スタート・スイッチのチャタリングがひどく
使い物にならなかった物
入ってました水晶発振子。
小さい・・・
ストップウォッチから水晶を外しブレッドボードで実験。しかし、適当なコンデンサが無かったので発振せず・・・水晶って繋げば鳴る物だと思ってました・・・残念。

後日、商品が到着したので、ユニバーサル基板に実装してみようと思います。
前回との変更点は、
  • PSoC のクロックを内部発振から水晶発振に変更
  • PSoC を CY8C29466 から CY8C27443 に変更
  • パスコンを増やした
  • 周波数カウンタの入力ポートを P0[7] から P0[0] に変更
  • LCDを 1602Aタイプ から 1602Bタイプに変更
  • リセット・スイッチを追加
  • プログラム変更用に ISSP 端子を追加
  • ACアダプタ給電を追加
最終的に回路図はこの様になりました。

今回初めて回路図作成ソフト(BSch3v)を使ってみました
今回からPCBEのバージョンを0.55.1にアップしました。
む~ CN3のISSP端子が使えなかった・・・
あとひと穴右に配置すれば良かったのか・・・


そういえば、以前の記事「ESM-2 VCO の作成・・・その2」で
今使っている PCBE(0.53.1) の新しいバージョン(0.53.4)が出ていたので試してみたところ、接続を維持したまま「変形」が出来なくなっていました。
とありますが、2012.02.29に公開されたの「PCBE バージョン 0.55.1」では接続を維持したまま「変形」できるようになりました。
PCBE の作者様、有り難うございました。とてもうれしいです。

久しぶりのユニバーサル基板での作業は大変でした。
配線は間違うし、部品の場所を間違えたりで・・・
そしてなんと言っても凄~く時間が掛かります。
やっぱり、私は手彫り基板の方が失敗が少なくて良いかな~

少し精度が上がったような気がする・・・
電解コンデンを測定する時は左の穴がマイナス。
LCDを外したところ。
ジャンパーだらけ・・・
ACアダプターは 3mm の穴をあけて取付けてみた。
裏はこんな感じ・・・
今回からは goot の TQ-95 と言う即熱はんだこてに変更しました。これは通常時 15W でクイック・スイッチを押すと 90W に切り替わるものです。こて先も以前のものより太いです。以前上手くいかなかった錫メッキ線へのハンダ付けも苦労せずにできるようになりました。またクイック・スイッチをほとんど使わずに作業が進んだ事を考えると、こて先の形状が使いやすさに影響していたんですね。
これに変えてからハンダ付けが非常に楽しくなりました!

これで、簡易型ではありますがコンデンサの容量を測定できるようになりました。
今回利用した周波数カウンターの測定可能周波数が約 1.99Hz ~ 65,217 Hz なので
測定できるコンデンサの容量は 73pF ~ 2.41μF くらいまで測定できそうです。

よし、これでブレッドボードも空いたので、また LFO の実験を再開しよう!
では・・・

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